妊娠出産を経て、女性の体型は大きく変化します。
その中でも、胸は最も変化が分かりやすい箇所ではないでしょうか。
できることなら「いつまでもキレイな形の胸でありたい」「垂れていないハリのあるバストをキープしたい」と誰だって思いますよね。
今回はそんな妊娠・出産後の気になる胸のお悩みをズバッと解決！
ハリのあるバストを取り戻しましょう。
効果的なバストケア方法や授乳中や卒乳後におすすめのブラジャーなどもご紹介します。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
目次
産後の胸の変化とは
出産を経験したママたちに「出産後、胸はどのように変化したのか」という質問をしたところ、ほとんどの方が「胸が大きくなった」と答えています。
その他にも「垂れてしまった」「ハリ感が無くなった」「ブラジャーが合わなくなった」「胸の痛みがある」など多くのママたちは、出産後の胸の変化を感じていました。
では、なぜ出産後に女性の胸はこんなにも変化するのでしょうか。
女性は妊娠出産の際に、ホルモンのバランスが著しく変化していきます。
女性ホルモンの分泌が増え、その働きで乳腺が発達するので、妊娠前の胸よりも、1～3カップも大きくなったり、胸の張りが続いたりする方が多いようです。
簡単に言うと、『生まれてくる赤ちゃんのために母乳を作って準備している』というわけなのです。
数カップもバストサイズが変わってしまうので、今までのブラジャーを使い続けるのは胸にもからだにも負担がかかってしまうのでNG行為。胸のかたちが悪くなりハリ感も無くなってしまいます…。
そのため、妊娠出産時にはいつもより数カップ大きめのブラジャーに替えることをおすすめします。
産後の胸の張りが痛い！この張りってどうにかできないの？
出産後、授乳中は特に胸の張りが気になるママ多いですよね。
個人差もありますが胸の張りは大きなストレス。からだにも負担がかかっているんです。
胸の張りはしっかりと母乳が作られている証拠でもありますが、いつまでも胸の張りが続くと痛みが出てきて。そんなときはどうすればいいのでしょうか。
実は授乳時期の胸の張りを放っておくのは絶対にNG なんです！
そのままにしておくと胸はだんだん硬くなってしまい、触るだけでも激痛が走ることが…。
胸が張り痛くなってしまう原因の一つには、母乳が詰まっている可能性があるので、解決策としてまずは、赤ちゃんに母乳を吸ってもらう、搾乳器で絞るなどしてみましょう。
また、上手に母乳を出すためにも赤ちゃんには左右交互両方の胸から5分ずつ、など時間を決めて授乳してあげるのがおすすめです。
左右どちらの胸からも同じように授乳することで、バストの大きさの違いを防ぐこともできます。
また、「胸の張りが痛むといつも自分で母乳を絞り出す」というママもいますよね。しかし絞りすぎると「まだ赤ちゃんは母乳が必要なんだ」とからだは勘違いしてしまい、余計に母乳が作られてしまい、張り返しが起きることもありますので要注意です！
ただ、いつまでも胸の張りやチクチクした痛み、熱っぽいなどの症状が続くようでしたら乳腺炎になっている可能性もありますので、すぐに医師に相談するようにしましょう。
おっぱいマッサージで張りバストを改善しよう
また、胸の張りにはマッサージも有効的です。乳管（母乳が出てくるところ）が十分に開いていないと、なかなかスムーズに母乳が出てきません。そのため胸の張りが続いてしまうのです。この状態が続いてしまうとママも赤ちゃんも一苦労です。
赤ちゃんが飲みやすいように乳管を開いてあげるためにこまめなマッサージをしてあげると良いでしょう。マッサージの影響で胸の張りも和らぎ、痛みも軽減されますよ。
乳管を開かせるためのマッサージはまず乳輪をつまむように前に引き出し、乳輪全体をひねっていきます。そのあとは乳輪をのばして離す、というマッサージを何度か繰り返しましょう。
また、胸が張り、硬くなっているときや痛みを感じた際などは、両手で脇下から数回持ち上げて優しくもみほぐしましょう。
このおっぱいマッサージを数回行なってから授乳をすると、母乳のでもよくなりますので、張りの悩みだけではなく、母乳が出にくいという方にもおすすめです、是非試してみて下さいね。
卒乳したら胸がしぼんだ！垂れてきた？！
「私の場合、張りも感じないし、完全母乳じゃないからそこまでバストケアは気にしなくても大丈夫」なんて思っている方いませんか？
実は妊娠出産で誰しも少なからずバストの変化は起こるので、生まれてきてから母乳を赤ちゃんにあげていたかどうかは胸の変化にはあまり関係ありません。
赤ちゃんへの授乳が終わる頃、ホルモンバランスはまた大きく変化し、女性ホルモンの分泌量は減少します。ハリのあった大きなバストはみるみるうちにまた変わっていきます。
つまり、妊娠出産によって胸が大きくなるというのは「一時的」な現象なのです。
卒乳して、母乳が作られなくなると乳腺も徐々に元通りとなり、サイズもダウンしていきます。
なんと約1年ほどで大きくなっていた胸も、徐々にハリが無くなり、しぼんで以前の元のサイズに戻ってしまうのです。
しかし！！元に戻るのは「サイズ」だけ・・・！？
妊娠によって大きくなる胸に合わせて、もちろん皮膚も同じく伸びてしまいます…。
そのため、元のサイズに胸が戻った場合、皮膚は伸びたままで胸のハリや弾力性、バストトップの位置まではなかなか元通り、とはいかないのが現実です。
ハリを失った胸はしぼんで見えて老けバストの原因になってしまいます。
また、「授乳」は胸が垂れてしまう原因の一つ。
毎日何度も、授乳期間が長いママだと2年以上も授乳していることになりますよね。
その間バストはかなり無防備な状態。このボリュームどころかハリまで失い、後で後悔することになってしまう授乳期間中にバストケアを何もしないでいると、かもしれません…。
この出産～授乳・卒乳のタイミングでしっかりとバストケアすることが、美しくハリのある胸を取り戻すための重要なポイントとなります。
産後・卒乳後のおすすめバストケア方法！
育児や家事、仕事で毎日忙しいママだからこそ、簡単にできるバストケアを知りたいですよね。デリケートな産後や卒乳後のからだでも安心して始められるバストケア・バストアップ方法をピックアップしました。ハリのあるバストを取り戻しましょう。
もちろん、無理は禁物！全部やらなくても大丈夫ですよ！
自分に合ったものや、「これならできそう！」ということから試してみて下さいね！
バストアップに効果的な食べ物
まさに胸の為に、積極的に摂取して頂きたいのが「大豆製品」です！
バストアップに良いとされる「大豆製品」ですが、からだに一体どんな効果があるのか知っていますか？
実は大豆に含まれる《大豆イソフラボン》は女性ホルモンとよく似ているため、同じように胸のハリやボリュームを出す働きが期待できるのです。
具体的には、豆乳や納豆、きなこ、おからなどがおすすめですよ。
大豆製品は消化吸収もよく、馴染みのある食材ですし、色々とアレンジしやすいので、簡単に普段の食事に取り入れやすいですよね。
きなこは摂取量をコントロールしやすいメリットもありますので、ヨーグルトや牛乳、パンにかけて食べるのがおすすめです。
大豆製品はバストだけでなく、健康にも美容にも良いので一石二鳥のお得な食材！お肌のハリもよくなります。
また、鶏のササミもおすすめ食材です。バストアップに効果のあるタンパク質が豊富なササミはタンパク質はお肌や髪のハリを良くしたり、筋肉を作る材料でもあります。タンパク質を上手に取りたいのなら鶏のササミがイチ押しです。
どの食材も過剰摂取は逆効果。バランスよく食事にプラスしてみて下さいね。
卒乳後は【夜用ブラジャー】が必須アイテム！
また、バストケアに欠かせないアイテムと言えば、胸そのものを包み込んでサポートしてくれる「ブラジャー」です。
シーンに合わせて適材適所でいくつかの種類のブラジャーを使い分けると、バストに負担をかけずに衝撃や揺れからしっかりと守ることができます。
意外と同じブラを使い回しているママさん多いようですが、ブラジャーの選び方や使い分けはバストケアにはすごく大切なことなのです。
妊娠から、卒乳した後ももちろん、簡単で今すぐ実践できる方法ですので、定期的にサイズを計ったり、ブラジャーを買い替えるなど、きちんと見直すようにしましょう。
産後・授乳中におすすめのブラジャーとは
妊娠前はワイヤー入りのブラジャーを使っている方が多いかと思いますが、冒頭で述べたように妊娠前と比べて、妊娠中から出産後は胸のサイズが大きく変化する方がほとんど。胸の張りで痛みを感じる方もいます。
この期間でブラジャーのサイズを見直したり、刺激や負担の少ないノンワイヤーブラジャーに替えるなど、手持ちのブラジャーたちを刷新するのがおすすめです。
その中でも妊娠中～卒乳後までの期間に、うってつけのブラジャーが【マタニティブラジャー】と呼ばれる下着です。
その名の通り、マタニティブラジャーはママのためのブラジャー。妊娠、産後の体型やバストに適した構造で、愛用しているママは多いようです。
また、就寝時にもノーブラではなく、【夜用ブラジャー（ナイトブラ）】をつけることが垂れ防止や胸の形・ハリをキープするためにはおすすめです。
ハリのある胸を取り戻すために、夜用ブラジャー（ナイトブラ）の着用を心掛けるようにしましょう。
【マタニティブラジャーとは？】
一般的なブラジャーとマタニティブラジャーでは何が違うのでしょうか。
妊娠中や産後のからだはホルモンの関係や赤ちゃんを迎える準備として大きな変化が起き、この時期は普段は特に気にならないようなブラジャーの締め付け感やかゆみなどにも敏感になります。
そんな妊娠初期（2か月頃）から産後まで、ママたちが心地よく過ごすために作られた下着がマタニティブラジャーなのです。
妊娠中の胸の変化は、胸が全体的に大きく膨らむというより、下胸部分から脇など、大きく外側に向かって張り膨らんでいきます。そのため、マタニティブラジャーのアンダー部分は伸縮性の高い幅広ゴムなどが使われていて、胸全体を支えつつ、負担をかけないようリラックスできる作りになっています。
「胸の張りが痛い」という悩みを持つママにも比較的刺激の少ないノンワイヤーのマタニティブラジャーがおすすめです。
マタニティブラジャーの選び方
最近ではマタニティブラジャーはママたちに大人気のアイテムとなっており、数多くの種類が色々なメーカーから販売されています。
色々な種類があるとどれが良いのか迷ってしまいますよね。
まずポイントとして、肌に優しい素材を選ぶようにしましょう。
綿などの柔らかくて肌への刺激も少なく、保湿力も高い素材がベストです。
また、マタニティブラジャーはかたちもさまざまです。
胸の張りが痛く感じるママも多いので、少し大きめサイズを選ぶのがよいでしょう。
摩擦などを最小限に抑えるためにもカップが大きく深めのフルカップや3/4カップなど胸全体を包んでくれるようなデザインが妊娠中にはぴったりです。
中でも人気なタイプは「ハーフトップ」と呼ばれるもの。
ハーフトップタイプはノンワイヤーで優しく包み込めるように、カップの作りは大きめとなっています。ホック無しが定番ですが、一般的なブラジャーと同じようにホックがあるタイプも多いです。
乳腺は徐々に発達し、妊娠中から産後の胸はデリケートで不安定な状態です。
ただでさえバストの張りで痛みを感じる方も多いので、きついワイヤーで締め付けたり、アンダーが苦しく感じるブラジャーは避けるようにしましょう。
また、優れた機能でママたちをサポートしてくれるのがマタニティブラジャーの大きな魅力です。
授乳用デザインとして、ブラジャーをわざわざ外さなくても、胸をすぐに出せるところがマタニティブラジャーの特徴です。
一般的なブラジャーだと授乳がやりづらいとの声が多く、そんなママたちのために実用的な機能が備わっています。
クロスオープンで片方の胸をさっとすぐに出すことができるタイプやストラップ部分にボタンがついていて、そのボタンを外すとカップ部分の布をめくってそのまま胸を出せるタイプのものなど。フロントホックやフロントボタンで開け閉めが楽なタイプもあります。
これらのマタニティブラジャーにすることで授乳が素早くできるのでおすすめです。
妊娠中は授乳用デザインのものではなくても問題ありませんが、出産時の入院中などマタニティブラジャーはすぐに使用できるよう早めに用意しておくと良いでしょう。
【夜用ブラジャー（ナイトブラ）とは？】
産後の胸の悩みとして、多くあげられるのが「胸のハリ感が無くなってしまった」「弾力性が無く垂れてきてしまった」というものです。
そんな胸の悩み解消に効果的なのが夜用ブラジャー（ナイトブラ）です。
バストにはクーパー靭帯という組織があり、これが伸びてしまうことでハリのあったバストはみるみるうちに下垂してしまいます。しかもクーパー靭帯は一度伸びたり切れてしまうともう元には戻らないデリケートなものです。
バストのハリ感が無くなってしまったり、垂れてきてしまう原因は加齢だけでなく、授乳によってバストは想像以上にダメージを受けているのです。
卒乳後、胸がなんだかしぼんできたと感じたり、ハリが無くなったという方には今すぐにでも夜用ブラジャー（ナイトブラ）を着用し始めてほしいほど、あっという間に胸は垂れて小さくなってしまうのです。
バストを守るため、キレイなバストラインを保つためにも夜用ブラジャー（ナイトブラ）を身につけるようにしましょう。
夜用ブラジャー（ナイトブラ）の選び方
ナイトブラを着用することでバストは固定され無駄な刺激から守ってくれる役割を果たします。ハリのある胸に戻すためにはなるべくバストは「揺らさない、動かさない」ように心がけて頂きたいです。
妊娠中や産後すぐの時期におすすめの夜用ブラジャー（ナイトブラ）は伸縮性の高い素材のものです。
できるだけ負担をかけないよう締め付けられないストレッチ素材のものを選ぶようにしましょう。
実は、乳腺が増えていくときは胸にチクチクと痛みを感じる方も少なくありません。
ストレスや痛み、張りを軽減するためにも、就寝時にはノーブラではなく夜用ブラジャー（ナイトブラ）を着けて、ぐっすりと質の良い睡眠をとるように心掛けましょう。
また、強いて言えば卒乳後には、バストの形が悪くなってしまう前に、ある程度バストをしっかりとホールドして補正してくれる夜用ブラジャー（ナイトブラ）に変えるとさらに良いでしょう。
実は産後や卒乳後の胸はいつも以上にハリを失い、柔らかくなっているのです。
柔らかくなった胸はしっかりと固定していないと、かなり無防備な状態です。
特に寝ているときは仰向けの体勢や、寝返りで四方八方へ胸は流れてしまい、負担が多くかかってしまうのです。
夜用ブラジャー（ナイトブラ）はそんな柔らかくデリケートな胸を朝まで揺れから守ってくれる強い味方です。
今までノーブラで寝ていたという方は特に、夜用ブラジャー（ナイトブラ）を着けるだけで翌朝、胸のハリがかなり変わっていることを実感できるのではないでしょうか。
ホックや肩ヒモでサイズ調整ができるものや、マタニティブラジャーのように授乳用の機能が備わったものもありますので、自分に合った夜用ブラジャー（ナイトブラ）を見つけてみて下さいね。
まとめ
いかがでしたか。産後のバストの張りの痛みや下垂、大幅なサイズアップにサイズダウン…。妊娠出産を経験したママ達の胸に関する悩みは人それぞれ。
妊娠中はもちろんのこと、卒乳後のバストケアは若々しいハリのあるバストや、美しいボディラインをキープするためにはとても重要なことです。
今回紹介しているような簡単なバストケアをするかしないかで、5年後10年後のバストの印象はかなり変わってきますよ。
できることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。
是非参考にしてみてくださいね。
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